
ハワード・S・ダンフォード著

2022年11月1日
本書は行動経済学の入門書『不合理な地球人』(筑摩書房)や『行動経済学入門』(FLow ePublication)で話題になった行動経済学者ハワード・S・ダンフォードによる、認知バイアスをテーマにした最新作です。
認知バイアスとは、私たち人に生じる認知のゆがみを指します。この認知のゆがみは、人がある特定の環境下で、特定の刺激を受けることで生じます。ということは、どのような認知バイアスが存在し、それがどのような環境下でどのような結果をもたらすのかを知っていれば、人の不合理な行動の原因を特定できるでしょう。
本書では代表的な認知バイアスを集めて、その特徴とふるまいについて、平易な文章と多数の図解で解説しました。また、認知心理学の立場のみならず、行動経済学や進化心理学の立場から、認知バイアスが生じる仕組みにも分け入っています。認知バイアスの基本を知るための入門書としてぜひご活用ください。
なお本書は縦スクロールで閲覧すると読みやすさがアップします。さらに、英語版、ドイツ語版、フランス語版、ポルトガル語版でも順次お読みいただけるようになります。
【内容紹介】より
【目次】
第1章 認知バイアスとは何か
第2章 思考の近道とバイアス
第3章 合理的判断とバイアス
第4章 自己認識とバイアス
第5章 人間関係とバイアス
第6章 損失回避とバイアス
第7章 意思決定とバイアス
第8章 進化とバイアス